お正月とかお盆とか、いわゆる休暇シーズンになるとよく生徒様からお土産をいただいたりします。毎回こういうものいただくと本当にうれしいのですが、特に八月などは毎週誰かからお土産をいただいていた気がします。
それらを少しご紹介します。
地ビールです。自分ではまず買わないのでとても美味しくいただきました。
ニセコのワインだそうです。
限定醸造7800分の1って書いてあります。
日本国民の二人に一人しか飲めないものの一本をいただける男になれて光栄です。
あと、なぜか前に壁画を描いた美容院で大量にコロナビールをいただきました。
京都のお菓子です。めっちゃ美味しかったです。
惑星みたいなチョコレートです。勿体無くてなかなか食べられませんでした。
あとこちらは7月にアトリエで納涼会的な感じで行った『千疋屋のゼリーを食べる会』の時に買ったゼリーです。これも地ビール同様、贈答用でしかまず自分では買わないのですが、アトリエの皆さんと食べてとても美味しかったです。
こんな感じで皆様色々下さるので、仮に65歳までアトリエ経営とかしていたらもう『老後2000万円問題』とか問題ないんじゃね?とか思いました。 一介の絵画教室の講師でこれだけ色々いただくので、氷川きよしさんとか、どんだけプレゼント届くんでしょうね。
で、ただもらってばっかりだとハイエンドな『プレミアム生活保護受給者』みたいになってしまうので、今夏は私もモチーフを買ったり、BGMのCDを買ったり絵具や筆を買ったりして備品投資を行いました。
それらを一部ですが紹介します。
こちらは先日吉祥寺で催事をやっていた雑貨屋で買ったものです。
特に気に入っているのがこれ。
ガラスの底を木の形に合わせた状態で型を取っているのです!!!
なんかギリシャとか南欧的なブルーが素敵で買いました。ただこのお皿だけやたら高かったです。
クラフトマンシップを感じる花瓶です。
ちなみにめっちゃ重くて持って帰るのがマジキツかったです。
このサンダル?は自由が丘のおしゃれショップで購入しました。自由が丘はあらゆる場所でおしゃれの交通量が半端なくて、おしゃれに轢かれそうでした。
他にも造花や果物、動物の人形(めっちゃかわいい)とか、色々買ったので(大体30〜40位モチーフを補充しました)アトリエで随時出していきたいと思います。
自分で使いたくなるくらいいいものもたくさんあったのですが、惜しまず全てアトリエに置いておきます。 唯一問題なのは、借りている倉庫スペースを完全にモチーフが凌駕していて場所がないことです。親に見られたくないものを隠すみたいに、現在は棚の上の奥の方とかにこっそり保管しております。
そして他にはBGM用のCDを買いにCDショップへ行きました。
当初クラシックのCDを買う予定だったのですが、なぜかその場でかかっていたのがエチオピアのフュージョンでした。
かかっていたのはこちら。トラフン・ゲセセ。
全く聞いたことない名前の人なんですけども、もぉゲセセって名前からして良かったです。ディープなキャラの笑い方みたいで『ゲッセッセェ〜』とか言ってそうで(笑)
で、フュージョンなんて1%も買う予定はなかったけども、そこでかかっていなかったらエチオピアのフュージョンなんて人生で二度と聞かない(買わない)と思ったので買ってみました。(もちろんクラシックも買いましたが)
イメージとしてはケバブとかインドカレーみたいなエスニック料理屋で民族衣装を着た人が料理をサーブしてくれるお店でかかっていそうな音楽です。少なくともワインとチーズの雰囲気には恐ろしく合わなそうでした(笑)
ちなみにほかにもこういう風にたまたま流れてたから買ったCDなどはいくつもあって、昔買った ジャズバンドのCDで『ファラオサンダース』というグループがいるのですが、面白かったのはサックス奏者の人が途中何度も『アーイヤヤヤヤヤァーアァーアー』とか雄叫びを上げてて、だんだんその雄叫びの頻度がサックスよりも増えていくところです。
で、最後の方は、
『お前もぉサックス持ってないだろ』(笑)
みたいなくらい雄叫びだけが鳴り響く状態になっています。そういうテンション上がりすぎちゃう熱量がカッコいいし面白い。トラフン・ゲセセも同じ匂いのする人でした。でも未だにファラオサンダースは聴いています。
エチオピアのアイドルは数年後聴いているのかは未知数ですけど。
こういう偶然性や即興性を活かすというのは絵でも音楽でもよくあることですが、李禹煥(リ・ウーファン)という韓国出身の作家がそういった偶然性や物と物の関係性を活かした作品を作っています。
李禹煥は少し前に『STARS』という日本を代表する大御所作家5名で開催された展覧会にも選出されていた人です。
その李禹煥が今、乃木坂の国立新美術館で大きな展覧会をやっています。
’’ 自己は有限でも
外部との関係で無限があらわれる。
表現は無限の次元の開示である。 ”
李禹煥
李禹煥は文章を書くのも非常にうまく何冊も本を出しています。読むと作品との関連性が非常によくわかるし、何よりとても面白いです。
一応言っておきますが、マッチングアプリで彼女を探す話ではありません(笑)
こうやって私の夏休みは終わりました。
新聞に載るほど悪いこともなく
賞状を貰うほど偉いこともなく
そしてゆっくりと1年は過ぎてゆく
やっと3日貰えるのが夏休み
貴賓室のドアは金文字のV.I.P.
覗きこんでつまみ出されてる夏休み
あたいだって町じゃ捨てたもんじゃないのよと
慣れた酒を飲んで酔う十把ひとからげ
Summer vacation あたいのために
Summer vacation 夏 翻 (ひるがえ)れ
『あたいの夏休み』中島みゆき
こうやって日々新しい人や物の出会いに巡り会える、そう思うと、どうして中々人生は楽しいものですね。
それでは、下半期もよろしくお願い致します。
ゲッセッセ〜!!
いいちこの広告をイメージして深夜未明に筆だけで描いてみました。
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