• ATELIER HAYATO NAKAZAWA

ぼーっといつまでも眺めていたくなる絵画、ピータードイグ展


ピータードイグというトリニダード・トバゴ共和国出身の画家がいます。あまり聞きなれない名前かもしれませんが、現代美術の世界では非常に有名な作家で、そのドイグの作品展が竹橋の東京国立近代美術館で開催しています。

まとまった量の作品を見るのは私も初めてでしたので、非常に楽しみにしていたのですが、会場に入った瞬間に思ったのが、まずみんな絵が『でかい!』ということでした。本物をまとめて日本で見られる機会はほぼなかったので、画集でばかり見ていたため実物のスケール感をあまり理解できていなかったのですが、本物をみるとどれもこんなに大きいのかと驚きました。


表面の絵具は非常に薄く塗ってあったり、人間の指くらいの厚みがあったりと、画面の中での息づかいが実物だと非常によくわかりました。


正直パッと見てうまいかどうかを判断する様な作品ではないと思うのですが、作品を前にするとそんなことよりもぼーっとベンチに座ったままいつまでも眺めていたくなるような作品でした。



平日の午前中に私は訪れたのですが、人はまばらで非常に見やすかったです。(午後や土日はそれなりに人が入ってくるみたいです。)




中々この量のドイグの作品を今後見ることは難しいと思いますので(モネ、ルノアール、ピカソなどのように国内で保有している美術館がほぼないため)、未見の方は是非このようなジャンルも鑑賞してみてください。前回のオラファー・エリアソンと合わせて、どちらも非常に良い展覧会でした。